そうじゃなくて・・・。

「食べ方」「飲み方」。
何を今更って思うでしょうが、口の中に入れてゴックンすれば
確かに飲んだり食べたり出来るのですが、
味を感じるところはどこでしょうか?。
そう「舌」なんです。
この「舌」のどこに飲み物や食べ物を乗せるかで
感じ方が全く違うのです。

舌の先の方は苦い・辛い・酸っぱいを感じ取ります。
舌の奥の方は甘味・旨味・コクを感じ取ります。
ちなみに舌の先は温度(熱い・冷たい)も察知します。

苦い・辛い・酸っぱいは本能的に危険と判断します。
これらを先端で察知出来ないと赤ちゃんがゴックンしてしまうのです。
赤ちゃんや子供が知らずに辛い物などを食べたとき、
吐き出すのはこの仕組みが備わっているからなんです。

コーヒーを口の中で適温にし、
舌の奥の方に広げて這わして飲んでみてください。
今まで以上に複雑な味を感じる事が出来ると思います。
そして香りが鼻に抜けていきます。
これがたまらなくいいんですよねぇ。
(ワインやウィスキーも同様です。)

ちなみに猫舌と言っている人は、
食べ物や飲み物を乗せる位置が悪いのです(笑)。

こぼさない様にきれいに食べる。
音をたてないで行儀よく食べる。
今回はそうじゃない食べ方・飲み方のお話でした。