感性

議論をする事があるかと思います。
会議などはその場ですね。
その際、発言には議題の本質を理解し
ある程度の知識が必要となります。
この知識が豊富だと
「あの人は賢い」「知性的だ」と評価されます。
間違いではありません。その通りです。

しかしその発言の言い方や言葉の選択によって
言ってる事はわかるし正しいけど
「品が無い」「品性に欠ける」
などの評価を受ける事があります。

先日、最近話題のいわゆる外国人問題に対して
かつてTVなどで活躍されたベナン共和国のゾマホン氏の
ある国際的な会議の場での発言を聞いて
この人賢いし品があるなぁと感じました。
彼は「日本に来るなら日本のルールを守りなさい、
それが出来なければ自国を出てはいけない」と
発言したのです。

一般的には「ルールを守れないなら日本から出て行け」
と言う発言を耳にします。
間違いではないと思いますし、その通りです。
ですがゾマホン氏は
「自国を出てはいけない」と言ったのです。

言葉を選び、気を遣ったのだと思いますが
私はその気遣いに感銘を受けたのではありません。

「何を言うかは知性」「何を言わないかは品性」
知性と品性、私はこれに尽きると思っています。
そしてそれらを感じるのが感性かと…。
「日本から出て行け」と「自国を出てはいけない」
意味的にはほぼ同じなのですが
言うべき事を言わなくていい言葉を使わずに表現しているのです。
本当の品性を垣間見た感じがしました。

はい、今私は言わなくてもいい事を言っています😅。
品性が備わっていないのでご容赦くださいませ🙇🏻。