映える？映えない？

いわゆるトランプ関税の交渉がとりあえず決裂しました。
とは言え今後交渉しないわけでも無さそうです。
何で交渉がまとまらなかったのか？そこら辺を考察してみましょう。

さて我々も日常的に馴染みがある消費税ですが、
本来は付加価値税と言いvalue added taxと言います。
実は国内で買い物をした時に払うだけではなく
輸入の際も「輸入消費税」という形で付加されています。

運賃や船舶などの保険料、そして商品そのものの価格を足した価格を
CIF価格と言いますがそのCIF価格と関税額、商品によっては内国税が
加算されそれに消費税がかかります。
これらを合わせたものが輸入消費税と言い、荷物の引取り業者が払います。
ちなみにコーヒー豆は生豆の状態では関税はかかりませんし、
特に内国税も無いと思いますのでかかるものは消費税だけですね。

一方、輸出の際は消費税は還付金として輸出企業に戻されます。
日本では数兆円規模になります。

これらを踏まえてトランプ大統領にどう映るか？映っているか？
ここが交渉決裂の鍵ではないかと思っています。
日本の輸入消費税は実質的な「関税」と映り、
日本の消費税還付金は「補助金」と映っているのです。

もしかしたらアメリカの強烈な圧力に屈したら
消費税が無くなるかも知れませんね😅。
日本国内でどれだけ反対してダメなのにね…。