天は彼に与え過ぎじゃない?

大谷翔平が50-50をやってのけました。
しかも一気に51-51まで記録を伸ばしての達成です。
もう「凄い」しか言葉が見つかりません。

この2つの数字はホームランと盗塁の数を表しているのですが、
何が凄いって数もさることながら
この2つの数字って相反するプレースタイルと言うか別物なんですよねぇ・・・。
4t積めるトラックがF1並みに速いとか、
こってりしてめっちゃ食べごたえあるけどカロリーが超少ないという
まさに夢の様な食べ物みたいな・・・(笑)。

さてホームランをたくさん打つバッターと言うのは
当然、ホームランを意識しています。
パワーヒッター系ですので足はあまり早くないのが普通です。
ましてやホームランを打ってしまえば盗塁出来ませんし
ホームランバッターの野球観に盗塁はほぼ無いのです。

かたや盗塁を意識している選手というのは
瞬発力に優れていて大きい当たりを打つというより
走って相手の守備をかき回すプレースタイルです。
ホームランバッターと盗塁王は
プレースタイルが真逆なんですけど、たまに両方優れている人がいます。
そんな選手でも30-30です。いやぁ~とにかく凄過ぎます。

ところでホームラン打つのに必要な能力のひとつにパワーがありますが、
どこの部位のパワーだと思いますか?

答えは「後ろの足」です。いわゆる軸足といわれる足で、
大谷選手は左打ちですので左足です。

では盗塁をするのにいちばん大事な能力って何だと思いますか?

答えは「塁に出る事」です。
もちろん足の速さも必要ですが盗塁は塁に出ないと出来ないのです。

大谷翔平の凄さヤバさがちょっとおわかりいただけたと思いますが、
みなさん、お忘れになってると思いますが、彼はピッチャーで
現在、右ひじのリハビリ中なのです(笑)。

※補足
100年以上続くMLBの歴史において
●50本以上のホームラン数を達成した回数:49回(31人大谷翔平は32人目)
■50本以上のホームランを打った選手の平均盗塁数:7.4個

●50個以上の盗塁数を達成した回数:241回
■50個以上の盗塁を記録した選手の平均ホームラン数:8.4本